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「韓国アイドルは女性らしさを捨てた強い女!ガルクラ!」←これがなぜ間違いなのか。

以前こんなストーリーを載せました。

結論から言うと

 

「KPOP女アイドルは日本より比較的強い女なのは合っているけど

尖りすぎたガルクラは少数派でKPOP女アイドルもフェミニンさは捨てていない。

KPOP→ほとんどガルクラは間違いで

多くのKPOPは間違いなくフェミニン路線であること」

 

「女の子はフェミニンさが大嫌いで積極的に避けているわけではなく

もし安全が確保されているならむしろフェミニンさは好きであるということ」

 

「KPOP男アイドルは中性的なのは見た目だけでその他は存分に男っぽい」

 

です。

 

なんで自分がこういう違和感を覚えたかと言うと

もともと自分は韓国アイドルといえば

「ガールクラッシュ(ガルクラ)で強い女路線。
フェミニンで「女の子らしさ」を毛嫌いするもの」

だと完全に思い込んでいました。

だからどのKPOPアイドルを見ても
「これは可愛さをアピールしてるわけじゃなくて
強い自分をアピールしてるんだな~(思考停止)」

と思い込んで見ていました。

のわりには、色々なPV見てて

「いや、これは明らかに『可愛さ』路線なのではないか…?」

ということを薄々感じ始めます。


そして最近ダンススクールに通っていて
スタジオの前に大きなモニターがあって
ランダムでKPOPアイドルのPVが常に流れているのですけれども

「ランダムで流れている割には
めちゃくちゃフェミニンなアイドルの割合多くね?

振り付けとか衣装とか明らかにガルクラとかかっこいいとかよりかも
女の子らしい可愛らしさを表現してね?

この感じで
『女らしさやフェミニンさはゴミだ!』
というスタンスだというのは無理あるだろう。」

というところから違和感に気付いたのです。

 

結論を言ってしまうと

「TWICEやIZ*ONE、IVEあたりのKPOPアイドルたちや
それに憧れている層の女の子達は

決してガールクラッシュ(女の子らしさからの脱却)ではなく

間違いなく、たしかに、
フェミニンな女性らしい可愛さを磨いている」

という衝撃的事実があると感じました。

ただし注意書きをしておくと
彼女らの視界には

「この人とは関わりたいなと思える上位オス」
のみが映っていて

それ以外の男は視界にすら入っていないのです。

詳しく解説します。

「男いらね~!」のより正確な意味とは

まず大前提として
男女は基本的に異性を好きになる生き物なので

女の子は普通は男を好きになります。

強い女を目指している層の女の子の言う
「男いらね~」というのは
だいぶ簡略した言い方で

正確には
「いらないと言いつつも本当に100%いらないというわけではない」
が正解だと思います。

俺ももし女の子に生まれていたら
普段の口癖は「男いらない」になっていそうな気がするけど

(え!?エグ…超かっこいい…)
っていうイケメンと遭遇したら
(相手の中身と相談しつつ)普通に好きになってるだろうな~と思うし。

※中には本当に100%いらないという人もいるかもしれないけど
数%レベルで超少数派だと思う。

「上位オスしか存在しないのであれば」フェミニンであることは実はなんの問題もない

彼女らはフェミニンであること自体は
別に嫌っていなくて

「この人とは関わりたいな」と思った上位オスに対して
女性らしい可愛らしさを振りまくことは
実は彼女らにとってもオッケーなのである。

 

じゃあなんで彼女らは

フェミニンすぎるのを避けようとしたり
ぶりっ子を嫌ったりするのだろうか。

その理由はズバリ

フェミニンさを出すことで
自動的に身体的な非力さとかも合わせて強調されて

「私にとってアリ・ナシどころか
視界にすら入ってなくて論外なんだけど」

という〝不特定多数の男性〟から
勝手に「女の子」のくくりに突っ込まれて
勝手に品定めされるのが許せなくて

これが女の子にとっての
「フェミニンさを強調することのデメリット」だからである。

例えば大学のサークルでたまたま同期だった男(全然私と釣り合うとは思えない)から
「サークルで可愛い順ランキングをつけるとどうなるか」勝手に品定めされたり

路上を歩いていたらすれ違いの知らない男(全然私と釣り合うとは思えない)から
イケるかイケないかを品定めされたり

会社の二十歳も年上の上司からのセクハラも
笑ってやり過ごさなきゃ行けなかったり。

こういう被害はフェミニンさを強調した結果
女性特有のか弱そうな感じが強く出過ぎてしまって

結果として勝手に品定めされることになってしまった…
という不愉快さが発生してしまうから

彼女らはフェミニンさを出しすぎるのを避けようとする。

これが正確なところだと思う。

 

「かわい~♡」と思って丈の短い服(フェミニン)を着てご機嫌でいたら

 

視界にすら入っていなかった「マジでアタシとは釣り合わないと思う」レベルの男が

予想外の角度からぞろぞろと視界の中にやってきて

 

「あ!パンツ見えそう!笑」(死ね)

みたいなのに一方的に巻き込まれてしまう…

 

フェミニンさを取り入れることで

こういう不利益を被ることに彼女らはうんざりしているから

フェミニンさを捨てようとしているだけであって

 

もしこういった害を受ける危険性がないならば

彼女らはフェミニンであることを嫌うどころか

むしろ好きなのである。

 

(すごく極端な例を出すと『女性らしさ』があると

勝手にこういうのに巻き込まれてしまう可能性が出てくる。ジブリパークの例。↓)

 

 

長い人類の歴史の中で男女の脳の構造は

一部違った形で進化してきたであろうから

 

大半の男がガンダムを見て「かっけえ!」と心惹かれるように

本当は大半の女の子もフェミニンなものをみると「これいい!」と心惹かれているのである。

 

ちなみに本当にフェミニンさを全力で捨ててしまうとどうなるか?

最近韓国や日本でもガルクラや女らしさからの脱却みたいなのはよく話題に挙げられるけど

それ以上にヨーロッパやアメリカはこの話に厳しいらしい。(おそらくポリコレ系の団体の権力が強い?)

 

海外のゲームは女性キャラに少しでもフェミニン要素を入れると

すぐどこかからクレームが入って大変だから

今となってはどこの会社もフェミニンさを完全に捨てきった女性キャラしか登場させられなくなっている。

正直なところこれを見て本能的に

「自分もフェミニンさを捨てきったこの系統になりたい!」

と心惹かれる女の子はほとんどいないだろう。

 

自分が関わりたいと思った上位オスに対して
女性らしい可愛らしさを見せる分にはOKだけど、

とはいえ何も考えずに女性らしさを強調していると
「私と全然釣り合わない」と思っている
視界にすら入っていなかった男たちがぞろぞろとやってきて
勝手に品定めされるのがイヤ。

これは困った!

となる。

しかし、毎回毎回

「自分が関わりたいと思った人に女性らしさを振りまくのはいいけど
そうじゃない人は一方的に女性らしさを消費するのやめてほしい」

というまどろっこしい説明をいちいちするわけにもいかない。

そして「関わりたいと思う上位オス」と
「視界にすら入ってない男」

どっちの方が割合として多いかというと
圧倒的に視界にすら入ってない男の方が多いから

「自分が関わりたいと思った人に女性らしさを振りまくのはいいけど
そうじゃない人は一方的に女性らしさを消費するのやめてほしい」

これを
分かりやすく一言でまとめると

「男いらねー」
になると。

さっき書いた

強い女を目指している層の女の子の言う
「男いらね~」というのは
だいぶ簡略した言い方で

正確には
「いらないと言いつつも本当に100%いらないというわけではない」
が正解だと思うというのは

こういうことです。

「日本アイドルは男に媚びてる!」というイメージなのはなぜ?

 

よく
「男に媚びてる日本アイドル
VS
強い女の韓国アイドル」

みたいな構図で見られているのは

AKB系列が握手券があって
めっちゃキモいオタクでもファンにはニコニコかなり近い距離感で対応しなきゃいけなかったりするのが

「会社の上司だからセクハラにも愛想振りまいて対応しなきゃいけない」
といった日頃の不満と重ね合わせられて

「日本のアイドルは男に媚びてる!」
という認識になっていると感じる。

(AKBをやめた西野未姫いわく

「握手会はゲロ吐くほど嫌い」「AKBのファンは歯が溶けている」)

 

握手会で媚びを売るのは彼女らの意思というよりかは

事務所からの強制力である。

 

韓国アイドルは握手会とかないし

「ステージ上で存分に踊っているだけ」
というイメージが強くて

「どれだけキモくてもファンなら媚びた対応をしなきゃいけない」
という状況を目撃することが一切ないから

「強い女」というイメージになっているのだろう。

 

(AKB系列から脱出した宮脇咲良)

 

KPOPアイドルは「比較的強い女」なのは合っているけど

「強い女」とは言っても
「比較的強い女」であって

決して「フェミニンさを完全に捨てた女」ではないこと、
むしろフェミニンさは存分に磨いているということは
ここまで読んでもらえたら理解できるだろう。

ガルクラに関してなんだけど
ガルクラは実はやりすぎると韓国でもそこまで受け入れられていないんじゃないかな
と感じる。

ガルクラは男性人気より女性人気のほうが高いのはそうとして
女性人気あるとはいえ振り切ったガルクラは女性からも実はあんま求められていないのではないか。

ブラックピンクは「自分が世界最強!」というトガりまくったスタンスだったけど
どうやらあまりにトガりすぎてると
「ついてけない」「疲れてしまう」と感じる人が多かったようで

次にガルクラの流れで出てきたITZYは
「他人は他人。私は私。私は私で強く生きる。」
という方向性でブラピンと比べるといくぶんかマイルドになったように思う。

(詳細は以下で解説。)

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IZ*ONE解散後にIVEとLE SSERAFIMの二つが日本で勢いあるけど

IVEはちょっと歌詞の意味調べてもらえればわかるけどマジでフェミニン全開。
LOVE DIVEもELEVENもAFTER LIKEも全部〝恋する乙女〟の曲で
マジでフェミニン全開。

というか曲名の時点でもう出てるよね。

 

 

一方でLE SSERAFIMはAntifragile聞いただけで
「曲の雰囲気からしてガルクラっぽいな」と感じて

調べてみたら案の定グループ名からしてガルクラ。

グループ名であるLE SSERAFIMは「IM FEARLESS」をアナグラムさせた名前で、世間からの視線に惑わされずに恐れることなく、前に進んでいくという強い意志が込められている。 また、ヘブライ語で熾天使を意味する。

wikipediaより

とはいえこれもITZYと同じくらいのバランスで、やはりブラピンよりはマイルドだと思う。

正直ガルクラもあんまりやりすぎると女性も別に求めていない感じがして
だからちょっとやんわりさせた方が皆が求めているし

というかそもそもガルクラよりフェミニン系アイドルの方が
実は多数派で勢力が強い。

 

IVEとルセラどっちも勢いあるけど

日本でどっちがより人気あるかで言えばフェミニンなIVEのほうだと思う。

 

だから一概に韓国アイドル→ガルクラで強い女!
という思い込みは間違いだという内容でした。

 

補足:フェミニン系が目につくのは日本だから?

可能性としてあり得るのは
韓国ではフェミニン系もガルクラ系も同じくらい流行っているけど

海を越えて日本にやってきたアーティストたちの中では
フェミニン系が日本人好みで受けてて日本での流行りは偏っているという可能性もある。

もしそうならなおさら日本人女性はフェミニンなのが本当は好きだというのがわかる。
(フェミニンさにくっついてくる不特定多数男性からの一方的な品定めがイヤなだけで。)

その辺は韓国の実情を知らないので
リアルなところ詳しい人いたら教えてください。

「KPOPメンズアイドルは中性的」の嘘

男性についても触れておく。
男性KPOPについては書く量が少ないのでおまけ程度で。

自分は元々KPOPメンズアイドルは中性的という印象が強かったんだけど

いろんな曲聞いてると

「…DQN臭い曲多くね?」ということに気づく。

一部TXTみたいに
柔らかい雰囲気をコンセプトにしていて
曲の雰囲気も徹底的に柔らかいグループもあるけど

それより多くのグループが曲調はヤンチャでDQN臭いのが多い。

「韓国男アイドルは中性的」は半分嘘で

「見た目だけ中性的だけど曲調や雰囲気はDQN臭い」ほうが多数派なのだ。

きっと、見た目に関してはゴリラみたいなやつより
中性的なイケメンの方が好きだけど
精神までは去勢されるべからずといったところなのではないか。

中身までナヨい男より
やはり中身に関しては男らしくて頼りがいのあるほうが
多くの人が本能的に好きで人気出るのだろう。

ちょうどいいバランスを見つけて
「中性的なのは見た目だけで雰囲気は荒々しい」
に落ち着いたのではないかなと感じました。

 

日本から見ると「KPOPの男アイドル」で雑にひとくくりにしているけど

もしかしたら韓国に住む人たちの間では系統や派閥があって

 

「○○を聞くのは少数派のナヨい男」

というような風潮もあったりするのかもしれない。

 

このあたりは実態に詳しい人いたら教えてください。

 

それでは!

ソースなく推測や感覚で書いた部分も多いので色々な感想気軽にお待ちしています!