めんどくさいことはなーんもやりたくないにゃ~
自分は「人生でやりたくないことリスト」というのを書いています。
最初に書いたのは2017年くらいで紙に書いていました。
ただ紙だとなくすし時間もかかるしたとえば外出中思いついたときにかけなかったりするしで途中からエクセルに書くようにしました。
最初にガーッと思いつく限り書いたら80個くらい出てきて
そこから人生の中で「うわーこれいやだなやりたくないわ」と感じるものが出てくるたび忘れないうちにその場で更新していたら
なんと2023/11/13時点で数が202個になっていました笑
人生でやりたくないことリストの中には
「毎日仕事したくない」「子どもの運動会より仕事を優先せざるをえないようなことは避けたい」「転勤で勝手に住む場所を決められたくない」「マウントが癖になっている人間と関わりたくない」「性格悪い人間と接点を持ちたくない」「人のマネジメントという不確定かつめんどくさい行為でイライラしたくない」といった大きめの内容から
「コードがぐちゃぐちゃで部屋が汚く見える状態になりたくない」「家に絶対に虫が出ないでほしい」といった些細な内容まで
思いついたものは全部書いてあります。
個人的にこれはやっていてとても良かったと感じるので詳しく説明していきます。
「やりたくないこと」によるストレスを人生から積極的に消していかないといつまでも「なんか不満だなー」という人生が続くことになる
やりたくないこと、イヤなことが自分の人生に存在するのは当然のことながらストレスです。
ただ、やりたくないことってほっといても自動的に消えてくれるわけではないので
意識的に自分で消しにいく必要があるんですよね。
というかそもそも今回のタイトル見た時点で「普通は『やりたいことリスト』じゃない?」ときっと思ったことでしょう。
やりたいことリストも作るのはいいと思うのですが、順番としては「やりたくないことリストを作ってから」→「やりたいことリストを作る」ほうが効果的だと思いますね。
というのも「人生でやりたいこと」だけを追っていても
「人生でやりたくないストレス」はずっと残り続けるからです。
多くの人は、ぼんやりと
『自分がやりたくて実現できていることと、
自分がやりたかったけど実現できていないこと、やりたくないこととの差分で幸せが決まる』
と思っています。
つまり自分にとって『やりたくないこと』より『やりたいこと』のほうがたくさんできていれば幸せだし、
逆に『やりたいこと』より『やりたくないこと』のほうが多ければ不幸、といった具合ですね。
この考え方により、ほとんどの人は
「とにかく自分のやりたいことを突き詰めていけば、幸せになれるんだ!」と思い込んでいます。
ですが、これは非常に大きな勘違いで、
たとえどれだけやりたいことが出来ていようと、
やりたくないことを消せていないのであれば、それは確実にストレス・不幸の源が残っている状態であるということです。
『やりたくないこと』を意識的に一つ一つ潰していかないと、
永遠に「頑張ってるはずなんだけどなんか不満だわー」という日々であり続けます。
人生で「時間ともに自動的に解決するもの」ってごく一部で
ほとんどのものは「やらないと解決しない」ものばかりです。
たしかに小学生から大人へと成長していくにつれて身体は大きくなるし基礎的な運動神経は上がるし力も強くなるから、
走りとか腕相撲とかは意識してとりくまなくても自動的にある程度強くなりますけど
バスケでレイアップシュートを決めたいと思ったらレイアップシュートの練習をしないとできるようにならないですよね。
逆にレイアップシュートを練習している人は小学生でもバスケ未経験の大人より100倍上手くバシバシ決められます。
すごく当たり前なのですけど「やれば解決するしやらないといつまでも解決しない」ことが人生には多いです。
そして人生でやりたくないことも「潰すぞ!」って意識してとりかかれば消えますが
意識的にとりかからないと自動的に勝手に消えることはないです。
しかし、ほとんどの人は自分が『なにをやりたいか』だけを考え、
『自分は何をやりたくないのか、何がキラいでイヤなのか』ということに意識を向けていません。
だから「やりたくないことをやらなくて済むようになるにはどうすればいいんだろう?」
ということをそもそも考えすらもしません。
策を考えないのですから、当然『やりたくないこと』はいつまでも残り続けるし、
いつまでたってもどうにも納得のいかないストレスの多い毎日になってしまうのです。
先に「やりたくないこと」を明確にしておかないと「やりたいこと」を実現するための過程で「やりたくないこと」が埋め込まれてしまっているときがある
一例を出すと「やりたいこと」が「お金を稼ぎたい」なのに実は自分にとって「やりたくないこと」の中に「営業」があったとすると
「お金稼ぎたいからインセンティブのある営業にしようかな」という考えが出てきたときに「いやでもこの選択肢は自分にとってはダメだ。」と気づけますよね。
そして「別の選択肢を探さなければな…」と軌道修正できます。
しかし「やりたくないこと」が明確になっていないとこの「自分のやりたくないことが含まれている」ということに気づけないので
せっかくやりたいことが実現したとしても「おかしいな…営業成績も伸びたし収入も増えたのに人生これでいいのかなって気持ちになってしまう…」という状態であり続けてしまいます。
自分が何を優先したいのかということが明確になる
やりたくないことリストを書いていると、自分が何を優先したいのか・どういう方向の人生を送りたいのかということが明確になります。
また、「やりたいこと」ではなく「やりたくないこと」という方向で考えたほうが
「自分の本心」から内発的に望んでいることが出て来やすいです。
やりたいこと、で考えていると世間の常識だったり見栄だったりといった思い込みにひっぱられがちで
自分の本心では実は別にそんなにやりたいとも思っていないことでも「やらなきゃ!」と思い込んでしまって
「◯◯を達成する」とか「△△を実現する」とか自分の本当の望みとはズレた方向に進んでしまいやすいです。
しかし「やりたくないこと」という方向で考えると、見栄とか世間の常識とかガン無視で
「これやりたくねー!」「はたらきたくねー!」「朝起きたくねー!!」
と、より自分の本音に沿った内容が出て来やすいので、自分の求める人生の方向がより正確に掴めます。
めんどうなことは嫌いだにゃ~
人によってどうしても避けたいこと・譲れないものと
逆に全く気にしないこと、どうでもいいことって違いますよね。
しかしなんとなく漠然とした理解でいると惰性で全部ほどほどに合格点を取ろうというような動きになってしまって、逆に本当に自分にとって優先度が高い部分が疎かになってしまいがちです。
しかし人生のやりたくないことリストを書いて、自分が何を優先したいのかが明確になっていると
「これはどうでもいいから無視してOK」
「ここは譲れないからちゃんと考えて対策しよう」
といったことが明確になってメリハリをつけてリソースを投下し、
自分の人生をよりストレスの少ないものにすることができます。
これに関しては以前別の記事の
「自分にとってなにが大切かを明確にする」
という項目を書いていて
そこと関わってくる内容です。
よければこちらの記事も合わせて読んでみてください。
方向が明確になった上で進む
こうして人生でやりたくないことリストを考えて方針が明確になった上で
自分にとってどれは譲れなくてどれは妥協できるのか
妥協できないことを実現するためにどんな手段をとればいいのか、どこまで頑張れるか
といったあたりを考えながら日々の行動を起こしていきましょう。
自分のやりたい夢があって、そのためにはどうしても自分のやりたくないことでも犠牲を払う必要があり夢を諦めきれないというほどの強い意思のものがあれば、実現したい夢を優先するのでもいいですし
逆に「別にそこまでして欲しいものでもないな」と感じるようであれば、自分がやりたくないことを避けられる方法を優先したり、
もしくは自分自身をレベルアップさせることでやりたくないことを避けつつも自分のやりたいことを実現させられる選択肢を取れるようにしたり。
自分について理解が深まった状態で行動の選択ができるようになるので
「なんとなく」で選択して間違った方向に行くことを避けられます。
思いつくたび更新する・たまに見てみる
まず最初30個や100個などバーっとまとめて書いた後は
日々生活していて新しく思いついたものがあれば、忘れないうちにそのたび更新するのが良いでしょう。
また、更新するついでくらいでいいのでたまにリストを見返してみましょう。
「どういう方向で自分は進んで行きたいのか」ということが明確になると
その目的に沿った動きがしやすくなりますから
しばらく経ってから見てみるとちらほら実現しているものが出てくるものです。
実現したやつには「達成した!」と書き込んでおくのが良いでしょう。
書き方の一例
人生のやりたくないことリストはとにかく思いつくまま書きまくるだけでいいです。
そして久しぶりに見てみて、いつの間にか達成していたものに「達成!」と書き込むだけでOKです。
複雑に考えすぎてやらないよりかは、こんなにシンプルでいいのでとりあえずやってみたほうが絶対いいです。
ただ個人的にはもうちょっと項目を加えた方が良いと感じているのでそれも補足説明しておきます。
項目は
- 人生でやりたくないこと
- 記入日
- 状態(空欄orまあまあ達成or完全に達成)
- まあまあ達成した日
- 完全に達成した日
- メモ
で自分は書いています。
こうするとまずいつ記入したやつなのか、それからどのぐらい経って達成したのかということが分かりますし
いつ記入したものなのかがわかることで
「あー昔はこんなストレスあったなあ。当時の自分にとっては死活問題だったな。今となっては無縁の日々だけど。進歩したものだ。」
といった振り返りができるようになります。
メモ欄は例えば「価値観が変わってこれは別に気にならなくなった」とかメモしたい場合がちょこちょこ出てくるので用意しておくのがよいです。
「まあまあ達成した日」はなぜあるのかについては、
「達成したか」「まだ達成していないか」の白か黒で考えてしまうと上手く当てはまらないなーと感じるときがあるからです。
「確かに完全に達成はしていないけれども、確実に良い方向には向かっている。
なのに完全に達成ではないから空欄のままにしておくというのもなんだか違う気がするな」
という時にまあまあ達成の欄に記入しています。
まとめ
1日で効果は出ないでしょうが、3ヶ月や数年といったスパンで見ると確実に人生良い方向に向かう効果があると思うので
ぜひやってみてください!
「人生でやりたくないこと」なにがあるか教えてもらえると面白そうなので教えてください!